奇跡は一つずつ
一人が、たった一人が、
一つ一つを理解していくには、
一つ一つを使えるようにしていくには、
一つ一つ自分の世界のこととして受け入れていくには
その人の目の前で、
十分なその人の理解をもって、
その人なりの解釈を受けとめて、
認めるという作業が必要なの
それを、たった一人の、たった一人こどもを守る親が諦めてしまったら
こどもは路頭に迷ってしまうの
簡単に 命を続ける道を 見失ってしまうの
自分の名前以外
自分の目印を失ってしまったら
一体何を頼りに 一体何を元にして生きていけばいいか
わからなくなっていくの
彼女や彼は
早々に私をもて余して
一切の導きを諦めてしまったけれど
きっと彼らもまた、早々に諦められた人達なのかな
自分を知らない人だらけの中で、
自分のやり方、自分の話し方を作っていくには
相当の寛容さが必要なのだけど
親以外にそんなとこ、親以外に私に向き合う人なんて
⌈居たよ。居たんだ、信じてほしい。何も話さなくても、4日向き合っただけで、少しだけ自分を見てくれてた瞬間みたいなものがあったんだ。⌋
⌈それはすぐに途切れてしまったけれど、きっと唐突に始まって、続いていく繋がりなんて、いくらでも落ちてるチャンスなんだ。⌋
⌈だから、行くところを限ってしまうのをやめてほしい。いくらでも新しいストーリーを日々始めてほしい。自分の足で立って、絶望からでなく、昨日からの分析で、続きにひとつ、なにか書いてほしい。⌋
⌈それじゃあ⌋
行っちゃうの?
⌈少しだけね。今日はおしまい。日記を書いて、明日また。⌋
そっか。わかった。
⌈またね⌋
またね、ばいばい
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