庭に撒いた生ゴミ
庭にゴミを撒いている。
いつからになるだろうか。3ヶ月ほど前からかな。
2平方メートルと少しだろうか
何をするにも頭痛のあった頃に、血迷ってコンクリートブロックで庭の一部を囲って、月並みに肥料と腐葉土を撒いて、萎びた白菜を作ったあと、触りもしていない畑と呼ぶのも躊躇われる⌈庭の一部⌋。
数ヶ月前、学校が終わって、いく予定になっていたところにすぐには行けないことがわかり、ニートに戻ったら、ほんとにすることがなくなって、空白を埋めるように飲んでいたコーヒーとお茶の出がらしを庭に撒いたのがきっかけ。
前から生ゴミコンポストに興味はあったが、⌈ありったけ情報収集してお金と手間を並べて勝手に面倒くさくなる⌋という癖があるので手を出さなかったのだが、何がきっかけだろう、暇が溢れて労力に変化していた。
数ヶ月経つと、ゴミの入っていない場所と変化が目立つ。
まず雑草が生えない。数日に一度熱々のコーヒーがらが入るから?
掻き回すから?肥料焼けみたいなのも聞いたことあるな。
土の間に空気が入っているからか、土の表面はよく乾き、少し混ぜ返すと太い細い色とりどりのミミズが日に曝されて暴れまわる。
どうも毎回スコップで切り刻んでいるようだが、死ぬ数より生まれる数の方が多い。ミミズはちなみに水の中で平気でいる。熱帯魚を飼っていたときに餌になるかと思い投入するとふつうににじりだしたのでしばらくみていた記憶がある。
コンポスト情報を漁っていた時に、生ゴミが腐敗発酵し分解され栄養になるまで二年かかると流し見た。確かに今の場所には草一本生えてくる気配がないが(ハゲの人への攻撃ではないです、念のため。)、では今いったいこの土はどんな状況なのだろう?
なんだか、畑に同じ作物を植え続けると、その作物が育たなくなると聞いたことがあるが、うつになる会社員もおんなじなんだろうなと思った。人間関係はシンプルに⌈問題と解決⌋でなりたっているようで、解決法は解決法自体に心理的抵抗があったり、ひとつ悩むとそれだけを時間問わず考え続けてしまったりするので、逃げ道がないように思えるが、それと同じような現象を、なんのテーマづけも章分けもされていない土の中に見いだせることが驚くほど多い。
土やミミズには、こんな葛藤はないのだろうな
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