寂しいとき
寂しいとき、どうやって自分を慰めていただろうか。
今寂しいので、数年間を思い出して時間を埋めよう。
小学生時代
❯覚えていない。ただ、夜になると熱っぽく、不思議の国のアリス症候群になっていたことは確信を持って覚えている。
読み聞かせはあっただろうか?
きっともっと小さい頃はあっただろう。
小学生の頃はもうなかったと思う。
4年生の頃はもう学校に行きたくなかった。ゲームをして、本を読んで、友達と遊んだ。ただ、体が毎日異様に熱かった。熱っぽい頭で、他人を恐れながら毎日過ごした。辛かった。死にたいという言葉はどこで知っただろう。本かな。10歳になったときは毎日頭のなかで唱えていたと思う。
同級生を見下していた。
勉強ができることが自慢だった。
卒業する頃には勉強なんて出来なければ良いのにと思っていた。
嫌なことが忘れられない。
⌈頭いいね!⌋
と呪文のように唱える同級生しか自分に話しかける人間はいなかった。
親にテストを見せれば褒めてくれると思った。
成績がいいことで自分は救われるのだと。
しかし、小学生から現在まで、親に何か言われた記憶がない。
学校で何か物が必要なとき、それを知らせるのが嫌だった。
十文字以上話しかけると、邪険な顔をする人間だった。
胸に溜まった、のちに不安感、不満、怒り、混乱と言うものだと知る感情が、6年間どこにも排出されずに痩せた体をぐるぐると回り続けた。
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